※この記事は旧ブログ (Amebaブログ)から移植したものです。

奥多摩湖で名誉の負傷をおったアユロイド・虹鱒カスタムの修理対応を行いました。

破損箇所はこのような状態でした。

一見しただけで、鼻先のコートと下地が負傷しているのが分かります。

表面の樹脂コートと内部の魚顔が著しく破損していました。

奥多摩湖のギザギザした岩盤に勢いよく直撃したそうなので仕方がありませんね。(むしろ大破しかったのが不幸中の幸いです…)

それではこのケースの修理について紹介していきます。

破損箇所の修理

破損箇所の切削と成形

まずは破損部分を綺麗に削り取ります。
内部の破損状態を吟味して切削範囲を決めます。

慎重に削って馴らしていきます。

補修部材の成形

スペアの新しい魚顔を用意します。

※注意
この時はたまたま魚顔の在庫がありましたが、常時在庫しているものではありません。そのため、依頼から修理完了までに時間がかかる場合がございます。

今回はちょうど良いサイズの在庫がありました。

魚顔パーツを破損部分に合わせたサイズに調整します。

破損箇所に合わせながら慎重にパーツを削っていきます。

成形が完了した魚顔パーツを破損箇所に貼り付けます。

完全にフィットしました。

上から樹脂でコートをして塗装します。

ボディの質感と合うように塗装します。

小さな凹凸を細かく磨いてはコートを数回繰り返します。
バランスを取るために、全体を磨き上げながらコートして綺麗に補修できました。

破損箇所がわからなくなるレベルまで調整します。

今回の修理はたまたま予備のパーツが手元にありましたのですぐに修理対応ができました。

お客様に使い続けて頂く限り、ルアーの損傷は避けて通れません。
今後は予備のパーツもしっかりと準備しておかねばならないかもしれませんね…

修理に関してはパーツ交換などで有料になるものもございます。
また、ボディーの魚皮が著しく損傷した場合、貼り合わせるのが困難になる場合がございます。
修理をお考えのユーザー様はお早めにご相談ください。

お問い合わせはこちらよりお願いします。